活動予定・活動方針について
このページでは、「ノー・リミット」はどんなことをしていくのか、その活動方針・活動の予定を簡単に書きます。
毎月1回の月例会
情報の共有だけならラインだけでもよいのですが、やはり文章と言葉では違います。実際に顔を合わせることにより、今確かに同じ空間にいると、仲間が生き生きと頑張っているその息遣いを肌で感じていただきたいので、毎月1回は必ず月例会を行いたいと思っています。
メンバーのグループラインへの参加
また、メンバーがそれぞれで参加しているコミュニティや日々の活動で知り得た、視覚障害者にとって有益な情報・イベントなどを素早く全員で共有できるように、「ノー・リミット」メンバーにはグループラインへの参加をお願いしています。
ただ、やはりコミュニケーションが苦手な方などもいらっしゃいますので、もちろん強制ではありません。
そのため、そのような方とは個別で電話番号や個人メールなどでやり取りをします。
とにかく、「絶対に1人たりともほっとかない、その情報は私は知らなかったなどとは言わせない」
をモットーにみんなで活発なやり取りができるように勧めていきたいと思っています。
参加者の区分け
「ノー・リミット」では「60歳未満の視覚障害者」という参加資格を設けています。
それは「就労」をメインに掲げていることもありますが、そもそもは、若い方たちだけの集まりというものがないという理由から、この制限を設けました。
しかし、60歳以上の方がお持ちになられている知識や経験・実体験などは、経験が浅い私たちにとって、とても貴重なのです。
そのため、正式な「メンバー」ではなく、「ゲスト」という形を作ったらどうだろうかと思いました。
また、知識や技術、情報などを私たちに教えていただいたり、サポートしてくださる方にも、
「ノー・リミット」がどのような団体かを知っていただいたうえで、ご周知・ご協力・ご参加いただきたいとも思いましたので、
以下のような区分けを考えました。
- メンバー
- 60歳未満の視覚障害者。参加回数に制限なし。また、多数決などにおける決議権を保持する。
- ゲスト
- 60歳以上の視覚障害者・その他、月例会に沿ったテーマで講演・学習などでご協力いただける一般の方。「ノー・リミット」が参加をお願いした方
または参加の依頼を受けて承認した方に限る。決議権を保持しない。 - サポーター
- ガイドヘルパーさん、ボランティアさん、その他、会の活動などでサポートをいただける方。決議権を保持しない。
このような形に分けて進めていこうと思っております。
あまり最初からカタい感じにするのはどうかなという意見がありましたが、
ある程度は基盤を作らないと、あいまいなままだとやはりよろしくないなと個人的には思っておりますので、近日中にまとめたいと思います。
集まるだけじゃもったいなくない?
そしてこれも出村の個人的な考えですが、情報の共有だけならラインや電話ですみます。
そして、実際に集まると息遣いが云々とも書きましたが、それでもただおしゃべりだけして終了というのも、なんかもったいなくないかなと思っているのです。
せっかくなら、みんなが集まっているのだから「実際に体験」できるような場にしたいと思っています。
つまり、
- 生活関連なら便利グッズを実際に触る
- 就労関係なら実際にどのような流れで業務をこなしているのかを目で見て、耳で聞いて、実際に操作してみる
要するに、「せっかく集まったからみんな、何か1つでもレベルアップして帰ろうよ」ということです。
「ノー・リミット」はそんな会にしたいと強く思っています。
興味がある分野、ない分野は人によって違う
そして、「ノー・リミット」ではこれからいろいろなゲストなどもお呼びできればと考えています。例えば、
- CADを用いて部屋の間取り図などを描いている全盲の方
- マッサージで開業して生計を立てておられる全盲の方
- さまざまな企業で働かれている視覚障害者の方
- さまざまな資格試験を受けて合格された視覚障害者の方
- 盲学校で寮生活を実際にされた方
- 最初は見えていた状態で働いていたが、だんだん見えなくなったのでさまざまな対処を試してみた方
- 視覚障害者のサポートに深く関わっておられる方・おられた方
- 視覚障害者が通常の生活で便利なことに詳しい方
- 視覚障害者でも遊べることに詳しい方
そのため、さまざまな分野の方をお呼びしたいと思っています。
ただ、呼ぶ人によっては興味のある分野・興味がない分野に分かれると思います。
そして、聞く人のスイッチが入るタイミングも、それぞれで違うでしょう
そのため、「来月はこの内容なら、私は興味ないから今回はパスだな」というのも全然OKです!
興味がないことを無理に聞いても、時間の無駄です。まずは、興味があることに参加して、自分の好奇心をもっと掘り下げてモチベーションを上げていきましょう!
まとめ
今回は、「ノー・リミット」の今後の活動予定・活動方針について書きました。
そして、一番大事なことを言い忘れていました。それは何かというと、
私や中村も代表・副代表という肩書こそついていますが、私たちも「いちメンバー」だということです。
つまり、私たちも「教える」という立場ではなく、あくまで「学ぶ」メンバーなのです。
私は今回この「ノーリミット」を立ち上げたことによって、さまざまな方たちとのつながりを得ました。
そして、そのつながりを得た分だけ多くの「目からうろこ」な知識や情報を得ることができ、これだけでも私にとって、とても有益な経験となりました。
そして、これからもこの会の運営を続けていく限り、さまざまな人とつながりますし、
皆さんからの質問や活動などからも新たな情報を得ますし、そのために自分で調べることも、また出てくるでしょう。
そこでまた私の知識や情報が増えることになります。それが「学び」であり、人とつながることの本当の意義であり、この会を作った真の意義だと思っています。
つまり、私たちはただの「言い出しっぺ」に過ぎないのです。そのため、これからもさまざまなところで至らない点があると思いますが、
どうぞ皆さんとともに学び、皆さんとともに成長し、有意義な視覚障害者ライフを送りたい、皆さんに送っていただきたいと思っています。
皆さん、楽しくいきましょう!よろしくお願いいたします。